那須町蓑澤-大畑 小倉橋

2678年 4月 3日 探訪

	此方は 【那須町蓑澤-大畑 名稱不明橋】 依り九十米程三藏川を上つた處に架る橋であります。 　上記の橋で航空冩眞を確認して居りますのでアレでありますが、此方は後年に成つてから新造された道、橋であります。 元々は上記の名稱不明橋のみだつた樣でありますが、利便性から此方も造られた、と見た方が良いのでせうか。 　して、ぱつと見には如何にもな年代の橋と云ふ感じでありますが、其實如何でせうか。 　と云ふ事で、此方右岸側から見て行き度いと思ひます。
	御覽の樣に擴幅と云ふか、曲り易い樣に改修されて居りますので、此方側の親柱は消失して居ります。 　因に改修年度でありますが、航空冩眞も手荒く年月が開いて居りまして、昭和五十年では未改修、平成十年では多分改修されてゐるかも知れ無いと云ふ感じで、 平成十二年では完全に現在の姿に成つてゐる、と云ふ感じでありました。 　其儘路面に殘されてゐる排水桝が哀愁を誘ひます。
	小倉橋。 　何共手荒く立派な親柱でありますが、或る意味轉落防止柵も兼てゐたのでせうか。 　横書の銘板がモダアンな感じであります。
	高欄は上部に混凝土管、下部に細い鐵管を使用しました意匠でありまして、 【黒羽町北野上 寅助橋】 と共通性を感じます。 　多分竣功年代とか規格が似た樣な感じなのでありますかね。
	排水桝。
	序でに横から見てみますと、一徑間の混凝土T字桁でありました。 　では左岸側へ移動致します。
	昭和36年3月竣功。 　嗚呼、矢張さう云ふ年代の物件でありますね。 　併し之、完全に親柱が轉落防止柵も兼て居りますね。 　併し、漢數字では無く英數字表記と云ふのは、何かが寂しい樣な氣がし無いでも無いであります。
	此方は完全に判讀不能状態でありました。 　多分橋名の平假名表記が有るのでは無いかなと思ふのでありますが、見られれば「ｵｸﾞﾗ」なのか「ｺｸﾞﾗ」若ｸﾊ｢ｺｸﾗ｣なのか分つたのでありますが、 まあ多分基本的に「ｵｸﾞﾗ」だらうと思つてさうURLには表記致しました。
	上流側から見てみましたが、擴幅部分は牀版橋に成つて居りました。 　其と、奧側の橋でありますが、此方とほぼ同年代頃に架橋されてゐるのだと思ふのでありますが、個人宅への出入口でありますので割愛致しました。 　百米弱程下の名稱不明橋だけでは不便なので此方も架設され度のだと思ひますが、だつたら直交する樣に架けた方が良かつたのでは無いかな共思ふのでありますが、 多分其には色々と事情が有つたのでせうね。 　まあ、中々に面白い物件見させて戴きました。 　以上、御附合有難う御坐いました。

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