眞岡市飯貝 名稱不明橋

2677年 1月 24日 探訪

 此方は栃木縣道一五六號線を南下して、眞岡市に入つてから最初の橋であります。

 位置的に云ひますと、五行側に架る此方 【眞岡市飯貝 兩國橋】 のほぼ四百米程西側と云つた位置附であります。

 扨、ぱつと見で此方 【眞岡市鶴田-西井田 谷中橋】 にも通ずる如何にも高度經濟成長期物件と云ふ感じでありますが、其實如何なのでせうか。
不取敢此方、左岸側から見て行きます。
 無記名でありました。

 して、橋臺側に親柱は無く、高欄の端の柱が親柱をも兼てゐると云ふ構造であります。

 併し見事な斜橋具合であります。
 まあ當然此方側も同樣であります。
 高欄は混凝土板を二枚使用した構造であります。

 では右岸側へ移動致します。
 まあ當然、さうでありますよね。
 同上。
 横から見ますと、所謂牀板橋と云ふ構造でありますね。

 扨、竣功年でありますが、平成廿六年の栃木縣の橋梁點檢結果を見ますと、假に此方が櫻橋と云ふ名稱の物件だと致しますと、昭和四七年と云ふ事に成ります。

 多分此方の縣道の眞岡市内で、橋長も含め橋らしい橋と云へば此方だけだと思ひますので、櫻橋で間違無いとは思ひますが、確證は無いので名稱不明と云ふ事に致しました。

 此方栃木縣道一五六號線も現在改修工事が進んで居りますので、何れ此方も架替に成つて仕舞かも知れませんので、其前に冩眞に收める事が出來て何依りでありました。

 併し栃木縣道一五六號線、クロソイド曲線が用ゐられる前の古風な道でありましたのでライン取が手荒く面白い道でありましたが、 さうも云つて居られ無い時代に成つて仕舞樣であります。

 以上、御附合有難う御坐いました。

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