2681年 3月 23日 探訪
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此方は
【壬生町七ツ石 名稱不明橋【二】】
依り三五〇米程用水を下つた所に架る橋であります。 まあ經緯は 【壬生町七ツ石 名稱不明橋【一】】 と同樣でせうから、さくさくと三本紹介して行き度いと思ひます。 勿論同樣に右岸側からであります。 して、此方は橋脚の下の方が大谷石造に成つてゐる樣であります。 丁度眞中の石が拔てゐるのは元からなのでせうか。 其共流出してゐるのでありますかね。 |
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四箇所共斜に附足されて下りますが、下流側の地覆が半分消失してゐるのが殘念であります。 |
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多分でありますが、元からの大谷石の橋脚の上に混凝土を附足して、木橋から混凝土橋に架替られたのでは無いでせうか。 |
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御次は、上記の橋から用水を下る事約二八〇米程の所に架る橋であります。 此方は道の關係か川牀の關係か、少し橋が高い位置に架つて居ります。 少し増感して見ましたが、橋脚だけでは無く、橋臺も石造に成つてゐるのが見て取れます。 |
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三方が斜に擴幅されて居ります。 |
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併し此方素晴しいと思ひますのは、橋脚で石造の部分が尖頭型に加工されてゐるのであります。 もう其だけで御寶發見と云ふ感じでありました。 |
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下流側は其儘であります。 併しまあ、如何云ふ具合に作られたのか是で分るかなと云ふ感じであります。 |
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御次は、上記の橋依り約六八〇米程用水を下つた所に架る橋であります。 造としましては、上記の物と同一であります。 |
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四箇所共斜に擴幅されてゐた樣でありまして、此方の用水の定番的姿だつたのでありますが、此處迄の途中三、四箇所は現代の橋に架替中でありますので、 若かしますと斯樣な姿を見られるのは貴重に成るかも知れません。 |
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斯うして見ますと、中々に味はひ深い姿であります。 |
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缺損した擴幅部分をと思ひ冩した冩眞なのでありますが、見ると石造部分の橋脚がちやんと尖頭型に成つてゐるのが手荒く素敵であります。 地元の人の利便性を考慮しますと新しい橋への架替は當然でありますが、斯樣な橋が全て架替に成る前に撮る事が出來て良かつたであります。 以上、御附合有難う御坐いました。 |