黒羽町木佐美 石橋

2678年 4月 2日 探訪

 此方は 【黒羽町黒羽田町-前田 下高橋】 依り松葉川を六キロ程遡り、其處から木佐美川を八百米程遡つた處、うゝむ、何と云つたら良いのでせうね、雲岩寺から四キロ程栃木縣道三二一號線を北上して左折し、 黒羽町方面に向つて進み、木佐美南方トンネルを出てから二キロ程の舊道部分の橋、と書いたら良いのでせうか、さう云ふ處の橋であります。

 まあぱつと見に 【黒羽町北野上 鹽畑橋】 等の意匠の一派の樣でありますが、竣功年等は如何なのでせうか。

 と云ふ事で此方、右岸側から見て行き度いと思ひます。
 松葉川。

 おや、現在の地圖では木佐美川と成つて居りますが、此方の竣功當時は松葉川だつたのでせうか。

 一應高欄とは分離した親柱の樣であります。
 高欄の意匠は一連のアレでありますね。
 いしはし。

 處が此方側は高欄が延長されて親柱も兼て、兼てゐるのかな、さう云ふ状態に成つて居ります。

 では左岸側へ移動致します。
 て、あらま、ガアドレイルで見えません。

 が、不取敢、向つて左側だけはきちんと橋臺側に附た親柱に成つてゐる樣であります。

 では近附て見てみませう。
 昭和36年11月竣功。

 成程、矢張一連の橋と同時期の物件の樣であります。
 石橋。

 苔生してゐて見辛いであります。

 と云ひますか、混凝土に直に文字が彫つて有るのは何處も見辛いでありますね。
 横から見ました處、混凝土T字桁でありました。

 此斜橋具合も中々でありますが、交通量が少かつたのか、ほとんど痛みは見當りません。
但し、だからなのか、排水桝は土に埋れて居りまして見えませんでした。

 まあ此方は舊道部分に成るので此儘ずうつと殘るでせうが、斯う云ふ當り前に在る橋を撮影出來ると云ふのが何依りであります。

 以上、御附合有難う御坐いました。

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