鹿沼市楡木町 神社橋

2681年 8月 24日 探訪

 此方は 【鹿沼市藤江町-楡木町 楡木橋】 依り一キロ四百米程西北西、東武鐵道日光線楡木驛から三百米程北西の位置、小藪川に架る楡木神社入口の橋であります。

 如何にも結構な年代、とは云へ戰後、昭和卅年代頃迄の橋と云ふ感じでありますが、其實如何でせうか。

 と云ふ事で、此方左岸側から見て行き度いと思ひます。
 小薮川。

 "藪"が新字體の"薮"でありますので、戰後の橋なのは確實であります。
 神社橋。

 當然楡木神社の入口に當るので、さう云ふ命名でせうね。
 高欄は混凝土製の物の上に鐵管を配した意匠でありまして、 【黒羽町須賀川 新市場橋】【宇都宮市茂原町 名稱不明橋 【二】】 に通ずる物を感じさせて呉れます。

 では右岸側へ移動致します。
 昭和三十三年二月竣功。

 嗚呼、矢張さう云ふ年代でありました。

 質素な親柱も良い雰圍氣であります。
 じんじやばし。

 "や"が小文字共普通の大きさの文字共附無い微妙さが素敵であります。
 横から見ました處、之は先づ間違無くRCT桁でせう。

 小藪川、他にも數本良い感じの橋が在つたのでありますが、拙が來訪した時には既に此方一本だけに成つて居りました。
其貴重な物件が見られて滿足であります。

 まあ、舊橋の痕跡が無かつたのは殘念でありましたが、贅澤は云ひません。

 以上、御附合有難う御坐いました。

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