上河内村下小倉 蘆沼 彌二郎橋 新西鬼怒川橋梁 下河原橋 西蘆沼橋 蘆沼橋 【西鬼怒川橋梁群 其八】

2673年 6月 17日 7月 15日 探訪

 此方は東北新幹線の側道部分の彌二郎橋であります。
竣功は平成三年三月であります。

 如何にも現代的な、と云つても既に廿年前のでありますが、高欄の意匠の進化度合が見て取れます。
組立式、と云ふ感じに成つてゐるのでありますね。
強度的にも之で十分なのでせう。

 併しさう、銘板つて何れも最初は斯う云ふ色使ひなのでせうか。
 横から見ますと、まあ普通の混凝土桁橋であります。
きつとPCTと云ふ物なのでせう。

 併し其横の物の存在感がアレでありますね。
 して、此方は東北新幹線の新西鬼怒川橋梁であります。
竣功は昭和五五年三月であります。

 併し之はもう、橋と高架の違ひが然程有る樣に見え無いのでありますが、矢張橋は橋なのでせうね。
一應一徑間で良い、のかな。
で以て、箱型桁だつたかな、確か。
 其處から五百米程下つて來ました。

 をゝ、斯う云ふ規格橋を見ると安心安定と云ひますか、何の感情も抱く事は無いのでありますが、 其でも後廿年もすれば、手荒く古い橋と云ふ感じに成るのでせうね。
 其名は下河原橋(シモガハラバシ)。
昭和四九年三月竣功であります。

 親柱、幅員共に立派でありますが、交通量は餘り無いのでせうか。
其共、東北新幹線の側道の方に皆流れて仕舞つたと云ふ事なのでせうか。

 と云ふか東北新幹線、斯うして見ますと色々な桁が使はれて居るのでありますね。

 因に此方、年代相應の古三期型のガアドレイルが高欄として附て居ります。
 此方は更に六百米程下つた處に架る、青く塗られた桁が御洒落な西蘆沼橋で、昭和四九年三月竣功であります。

 地圖で見ますと橋の中央から上流側が下小倉、下流側が蘆沼地區と成りまして、丁度境に架られてゐる橋でありますが、橋名からしますと、 蘆沼地區の方が割合が多いのでせうか。

 因に、前方に見えるのは元々の西鬼怒川の堤防と云ひますか、日本鐵道の西鬼怒川橋梁共關係の有る築堤であります。
 高欄も新柱も水仙橋と同じ意匠でありますね。
 西蘆沼橋から一キロ半程下つた處に架る蘆沼橋。
昭和四九年三月竣功であります。

 此處からは西鬼怒川の川幅も廣がり、橋脚有りの二徑間橋が主流に成ります。

 と云ふか、何でか知りませんが此處手荒く嫌なのでありますが。

 正直、寫眞見返すだけでも何か嫌でありまして、何故か餘り見たく無い寫眞であります。
 何ででせう、まあ良いや。

 此方、高欄も新柱も水仙橋、西蘆沼橋と同系統でありますね。

 嗚呼、併し何故だらう。
でありますので、とつとと次行きませう。

 以上、御附合有難う御坐いました。

 【西鬼怒川橋梁群 其九】に續く。
 西鬼怒川橋梁群 其七は【此方】であります。

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