藤原町藤原 名稱不明橋【二】

2681年 12月 6日 探訪

	不相變現道から一歩入りますと素晴しい景色であります。
	此方は 【藤原町高原 名稱不明橋】 依り栃木縣道十九號線、日鹽もみじラインを藤原方面へ進む事十四キロ程、名稱不明の澤に架る日鹽道路、所謂舊道部分の橋であります。 　【鹽原町湯本鹽原 名稱不明橋【三】】 等と同樣なのは御覽の通りであります。 　では此方、左岸側から見て行き度いと思ひます。
	右岸側、最早藝術共云ふべき空石積の擁壁であります。 　是ぞ戰前の名工の作品でありますね。
	混凝土牀版橋であります。 　橋臺含め、如何にも戰前と云ふ姿が堪りません。
	右岸は上流側の土砂が流出して居りました。 　地覆が壞れて居りませんので、當時の姿を見る事が出來ました。
	現道では暗渠に成つてゐるのか、橋では無く普通の道路と云ふ感じで通過致しますが、昭和十年當時は斯うして地形也に道を造つてゐた事に隔世の感が御坐います。 　いやあ、十分に舊道を滿喫出來ました。 　以上、御附合有難う御坐いました。

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