上河内村中里-宇都宮市上横倉町 國道二九三號ノ前身ニ當ル道 【其八】

2673年 9月 24日 10月 7日 探訪

 【其七】からの續きであります。

 【現在地】

 やつと出ました。

 僅か二百米程度の道程でありましたが、途中何箇所も道のど眞中に木が生えてゐ度り、如何にも廢道と云ふ感じで樂しめました。

 併し此方側、閉鎖地點依り少し許は刈拂は行はれてゐるのでありますね。

 現道側直の部分でも閉鎖して居りますのに。
 此方側の車止の邊迄は舖裝されてゐる樣であります。

 して、元の線形は此處で東北自動車道に分斷されて仕舞ふ譯でありますが、元々は此儘眞直、若くは若干右に向つつ進んでゐたのでは無いかと推察致します。

 さう、其と丁度高速道路脇の柵が始る邊で、側溝が此道と東北道を横切る樣な形に成つて居りましたので、其處迄の邊が舊線形の部分なのだらうなと思ひます。
 【現在地】

 反對側へ遣つて來ました。

 少しは舊線形部分を辿れ無いかなと思つたのでありますが、御覽の有樣でありましたので斷念致しました。
 唯、ほんの少しだけ其痕跡と思へる部分を發見したのでありますが、此曲線から膨む樣に成つてゐる、 如何にも元々は高速の方に伸びてゐたであらうと思はれる舖裝の部分を發見致しました。

 恐く、此位置で附替に成つたのでは無いかと思はれます。
 幅員的にはずうつと共通と云ふ感じでありますね。

 此幅員が濕地帶にも在つたとは信じ難い程でありますが。
 此處の合流部分は如何成つてゐたのか良く分ら無い樣な状態であります。

 多分に、眞正面に眞直拔てゐたとは思ふのでありますが。
 【現在地】

 其處から進む事約四百米程、明かに外側の低い位置に匂せ振りな部分が御坐います。

 まあ確實に"さう"でありますよね、之は。
 其先の交叉點も如何にもと云ふ感じでありますし。
 道路つて之から先、何處迄如何改修される事に成るのでありますかね。

 【最終囘】に續く。

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