2679年 1月 8日 探訪
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此方は
【烏山町神長 精神橋】
依り五百米程江川を上つた處に架る、栃木縣道廿五號線の橋であります。 も少し分り易く書きますと、栃木縣道十號線神長交叉點依り縣道廿五號線を一キロ程北上した處、と云ふ感じであります。 はい、ぱつと見のガアドレイル高欄で判斷し、見落してゐた物件であります。 でありますが、まあ之も見間違ひなのでありますが、栃木縣橋梁點檢結果で見て 【南那須町下川井 江川橋【一】】 と勘違ひし、昭和卅八年竣功の橋と思ひ、實にほぼ四年振に再訪した次第であります。 扨、勘違ひして今囘取材した譯でありますが、斯うして掲載すると云ふ事はまあ、さう云ふ事なのでありますが、其實如何でせうか。 と云ふ事で、此方右岸側から見て行き度いと思ひます。 |
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江川橋。 親柱は無く、地覆部分に銘板が附てゐると云ふ、丸で精神橋と同じ作りであります。 と云ふ事は、さう云ふ年代と云ふ事でありますかね。 |
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江川。 伸縮裝置は更新された物でありますね。 |
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ガアドレイル高欄は、基本的に古二代目なのでありますが、此方右岸側の一部は現在の物に交換されて居ります。 而も上下線側共にと云ふ事は、結構な事故でも在つたのでせうか。 |
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排水桝は一寸大型であります。 では左岸側へ移動致します。 |
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橋脚が面白いのであります。 最初今時の物の樣に補強されて斯う云ふ姿に成つた物だと思つてゐたのでありますが、良く見ますと曲線部分は昔乍の細い型枠跡でありますので、 元から斯う云ふ型だつたと云ふのが分つたのでありますが、年代的に考へて、手荒く珍しいと思ふのであります。 |
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江川橋。 さうさう、斯う云ふガアドレイルには斯う云ふ袖ビイムが似合ますし、是こそ昔乍の見慣れたガアドレイルの姿であります。 |
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江川。 併し、縣道の橋でありますのに親柱を設け無かつたのは何故なのでせう。 之等が最先端の構造だつたからなのでせうか。 |
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此方側の地覆外側に橋歴板が附て居りました。 昭和四三年三月竣功でありますね。 さう、勘違ひした物件依り五年は新しかつたのでありますが、此時點では不思議な感じでありました。 |
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横から見ました處、二徑間の鈑橋でありました。 だつたら主桁に橋歴板が附ても良かつたらうにと思つたのでありますが、此方江川では斯う云ふ橋が何本か御坐いましたので、さう云ふ流行の年代だつたのかも知れません。 併し、一つの縣道が一つの町で二囘も同じ河川を渡る、而も山間部では無く平地で、と云ふのも珍しいであります。 而も其何方も名稱が江川橋と云ふのが又何共、と云ふ感じであります。 併しまあ、今迄見落してゐた分、色々な處で數を見ましたので、如何云つた傾向の物件か分る樣に成つて居りましたので、今に成つて見られたのは幸ひだつたのでは無いかと思ひました。 一つ殘念でありましたのは、舊橋の痕跡は何處にも無かつた事であります。呵呵 以上、御附合有難う御坐いました。 |