2681年 11月 30日 探訪
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此方は
【栗山村川俣 下ノ澤橋】
依り栃木縣道廿三號線を一キロ程進んだ處、錆澤に架る橋であります。 まあ、實の處縣道は山王林道入口迄で、此方は奧鬼怒林道に成るのだと思はれます。 して、14t制限の標識が在りますし、一見現代のガアドレイル高欄の橋の樣でありますが、幅員的にも世代の古さを感じさせる事から結構な年代の橋、 さう、下ノ澤橋と同世代の橋かと思はれますが其實如何でせうか。 と云ふ事で、此方左岸側から見て行き度いと思ひます。 |
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親柱が在つたであらう形跡は確認出來る、と云ふか、さうだつたであらう事は分るのでありますが、殘念乍地覆、高欄の更新と共に消失してゐる樣であります。 |
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まあ、雪でありますから親柱の痕跡は分りませんでした。 外側、舊橋跡なのだらうかと思つたのでありますが、さうでも無さゝうであります。 高欄は御覽の通りでありますので、右岸側へ移動致します。 |
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此方も同樣であります。 |
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此方は一見親柱が殘つてゐるのかと思つたのでありますが、水道施設でありました。 うむ、確か以前は轉落防止に混凝土塊團のアレが在つた樣な氣がしたのでありますが、何しろ卅年振りに來たので正確には覺えて居りません。 |
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横から見ました處、下ノ澤橋と同一形式の鈑桁でありました。 現地でもネツトでも竣功年は不明だつたのでありますが、奧鬼怒林道の事業開始が昭和廿八年と何處かで讀みましたので、下ノ澤橋と同時期の竣功で間違無いと思はれます。 多分に老朽化で14t制限に成つてゐるのでせうから。 |
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確か高欄等も下ノ澤橋と似た樣な物だつた樣な氣がするのでありますよね。 其と、橋名を調べて居りました處、平成廿四年に補修工事が成された事も分り、其時に澤名と同樣の橋名でありましたので、此方で間違無いと思ひ"錆澤橋"と表記致しました。 卅年前は何氣無く通つた橋が結構な年代物だつたと云ふのが斯うして見る事で分り、中々に面白かつたであります。 以上、御附合有難う御坐いました。 |