2676年 4月 5日 探訪
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【上河内村冬室 上町橋】
依り前川を遡る事約二キロ、農地へ渡る爲の橋が四本程架つて居ります。 其橋が一見、何と云ふ事も無い樣でありますが、此規模、一徑間程度の川幅でありますのにしつかりと橋脚が建つて居りまして、 之は年代的にも結構な物件だなと思つた次第でありますので、取上る事に致しました。 其では此方、左岸側から輕く見て行きます。 |
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如何でありますか、河川自體も單に護岸だけを整備したと云ふだけの感じでありますし、手荒く良い雰圍氣であります。 して、此見事に牀板橋と云ふ感じの上にパイル形式の橋脚でありますから、多分に昭和卅年前後、若くは其以前の物件なのでは無いでせうか。 さう、 【益子町益子 無名廢橋】 に雰圍氣が似てゐる事からも、同樣の年代の物件と見て間違無いと思ひます。 |
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實際、此等の橋が確認出來ますのも、昭和卅八年の航空冩眞からであります。 |
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して、結構見掛る樣で餘り見掛無いでありますから、結構貴重な橋なのでは無いでせうか。 |
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斯う云ふ橋も歴史的物件なのでありますから、出來れば長く殘つてゐて欲しいなと思ひます。 以上、御附合有難う御坐いました。 |