宇都宮市野高谷町-芳賀町給部 栃木縣道六四號線舊、舊々道 【其五】

2674年 3月 11日 探訪

 【其四】からの續きであります。

 【現在地】

 して、祖母井(ウバガイ)街道(多分)を大膽に線形改良して出來上つた廣域農道グリインライン、何時だつたかに縣道昇格して栃木縣道一八一號線に成つた筈、との交叉點であります。

 此祖母井街道も氏家町から辿る豫定ではあるのでありますが、高根澤地内がもうほとんど其痕跡を留てゐ無い樣な感じでありまして、如何しようか手荒く惱んでゐる處であります。

 と云ひますか此處、別名ンダ道路と云ふのは一應内緒なのであります。
 ではグリインラインを横斷して進みます。
 相變らず良い風景であります。
 【現在地】

 此交叉する道が、現在の栃木縣道一八一號線の元に成つた道、多分所謂祖母井街道だと思ふのであります。

 まあ、六四號向田(ムカダ)線も祖母井街道も、現在の樣な交通量何て想像だにし無かつたでせうね。
 して、間も無く現道との合流であります。

 因に、合流の注意を促す標識は、味はい具合等から、現道が出來た當初、多分昭和五十年頃の儘なのでは無いでせうか。
 五行川手前で現道との合流でありますが、元々此方が本來の道筋だつた痕跡は無ささうであります。

 因に、此方も現在は不躾專用の拔道と成つて居ります。

 狹いのだから飛ばすなよ。
 して、最近架替られて仕舞つた兩群橋を渡ります。
 【現在地】

 扨、芳賀町に入る等、合流してから進む事四五◯米程、舊道は再び眞直に分岐致します。
 何か道路左側に一寸大人の事情が有るのかなと見受られるのでありますが、きつと氣の所爲でせう。

 因に此方は芳賀町の八ツ木地區であります。

 して、一寸折て直の丁字路を右に折て進みます。
 【現在地】

 でありますが、其道程は地圖や航空寫眞で確認致しますに、昭和十五年以前に五行川を渡河する迄、昭和卅六年迄には上の冩眞の地點迄が開通した新道なのであります。

 其以前の、明治や多分其前からの由來の、所謂舊々道は現道を横斷して進む、さう、右前に見えてゐる小徑が其であります。

 と云ふ事で、一旦舊々道を進みます。

 【其六】に續く。

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