上河内村中里-宇都宮市馬場通四 栃木縣道六三號線 通稱田原街道舊道 【其七】

2673年 11月 19日 探訪

 【其六】からの續きであります。

 【現在地】

 して、宇都宮東警察署關堀町駐在所の前邊で元祖田原街道と合流であります。
 此邊はバイパスが出來ても餘り交通量には關係無い樣な感じでありました。

 何しろ、直側には住宅街が手荒く増えましたから。
 改修と擴幅、境界に見る古から續く大人の事情的風景。

 多分。
 せめて學校の側だけでも歩道を附度かつた氣持ち、分ります。

 して、此方右手に見えてゐるのは中學校であります。
 因に、正面奧の方に見えるのが小學校であります。

 直交する樣にされた交叉點に面影を求めてはいけません。
 とは云へ、學校の塀だけは覺えてゐて呉れます。
 【現在地】

 一應、合流地點から一キロ四百米程南下致しました。
現道は片側二車線のほぼ直線道路であります。

 併し、今見ますと中央分離帶が無いのは一寸不安感が有るかも知れません。
皆飛ばしますから。

 嗚呼、態々分岐部分の寫眞を出すのは意味深でありますかね。
まあ其は後程の御樂しみ、であります。
 【現在地】

 此處で突如舊道は左に分岐し始めます。
 嗚呼、良いでありますね。
僅かな距離しか現道と離れてゐ無いのに、斯樣に長閑な風景。

 正面に見えるのが無電の鐡塔では無く、火見櫓でありましたら何れだけ素敵な光景だつた事でせう。

 まあ、不取敢此路盤の打切棒な折具合だけでも十分に滿足でありますが。
 舖裝の具合と云ひ幅員の狹さと云ひ、如何にもと云つた風景で素晴らしいであります。

 併し之で中央線が引かれてゐたのでありますから凄いであります。
 現道の鎌倉橋は田川を渡河する爲に、結構盛土されて居ります。

 現道の鎌倉橋は、元々鎌倉街道が在つたからだと説明板に書かれて居りましたが、此方舊道側の橋がさう云ふ名稱だつたのかは不明であります。

 併し此方は良い風景であります。

 【其八】に續く。

戻る