南那須町福岡-烏山町中央 栃木縣道十號線(烏山街道)舊道、舊々道 【其一】

2673年 10月 8日 探訪

	【現在地】 　扨、今回は此方、 　【高根澤町花岡-南那須町小倉 栃木縣道十號線舊、舊々道】の 【最終囘】からの續きであります。 　高根澤町の花岡束下交叉點から南那須町小倉の交叉點迄、眞直に拔けるバイパスが完成しましたのもエポックメイキングな事でありましたが、 今囘探訪しました處も隧道が三個所出來る等、新舊のコントラストが強く現れる道と成りました。 　其樣な改修が成された現在でも、舊道が細部を除き廢道化する事無く通行可能と云ふ點で、舊道探訪の入門には丁度良いと思はれる道であります。 　扨、此處でありますが、電柱の位置からしますれば、一見して線形改良されたと思ひきや、現在の路盤が當時物であり、 多分今後線形が改修されるであらう事前段階での用地確保の爲、電柱が左に移されたのだと云ふ事だと思ひます。 　其と、元々は此處に駐在所が在つたのでありますが、八百米程高根澤依りに矢張り移轉致しました。 　うん、文中に横文字を遣ふのは手荒く拙らしく無いでありますね、實際。 　まあ、さう云ふ譯で先に進むと致しませう。
	昭和五十年代に一度は曲率を緩くする樣改修されましたが、今後更に曲率を緩くするのでせう。 　何んなに改修しても安全運轉に無頓着なら以下省略。
	其福岡交叉點から先は、地味乍も眞直に成る樣な改修が成されて居ります。 　嗚呼、と云つても右側の歩道の方では無く、左手の自動車一臺分程の緩い曲率の舊線形部分が、であります。
	此方も地味に。
	結構大膽に。
	最早ほぼ別物かと。
	舊線形時代の方が交通量が少い時間帶は手荒く樂しかつたのでありますが、其は運轉好きな一部の好事者のみでせうから、改修されたのは喜ばしい事だと思ひます。 　でも皆飛ばす樣に成つて、逆に危いのでありますよなあ、實際。
	此方は右手歩道部分が舊線形であります。 　ううん、併し山嶽路の場合、直線つて時には凶器の樣な氣が致しますが、實際の處如何なのでせう。
	多分「死刑だぞ！」と云はれても無く成ら無いと思ふ。 　左折車線が出來て幾分變はつて居りますが、歩道側が嘗ての線形を保つて左に折て行きます。
	扨、其では左折して舊道へと向かう事に致します。 　併し此處、當然でありますが、大金トンネル建造中には斯う成るとは全く想像だに出來ませんでした。 と云ひますか、舊道側の景色が好きでありましたので、其程頻繁に利用するとは思つてゐ無かつたのであります。 　でも結局はバイパスしか使は無く成つて仕舞つてゐたのでありますが、最近はのんびり派でありますので、再び舊道を專ら利用する樣に成りました。
	不取敢、元の線形には拘つて冩眞撮つて見ました。呵呵 　【其二】に續く。

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