氏家町上阿久津-川岸 水利施設等々

2673年 吉日 探訪

 此方上阿久津地内、高尾神社傍の大日堂に向ふ爲の石橋。
 混凝土で補修されてゐるとは云へ、ぱつと見には總大谷石造でありますので、若しかして可也の年代物なのでせうか。
 貞享元年(西暦一六八四年)に開鑿された釜ケ渕用水の釜ケ渕隧道。

 現在は混凝土に依り卷立られて居ります。

 農閑期で水が止つてゐる時は、昔から子供達の探檢場所だつた樣であります。
 多分戰前は斯樣に石積の護岸だつたのでせう。

 パイルを竝べた橋が良い感じであります。
 某廢水利施設。
所謂簡易水道施設。

 昭和四○年築造。
 昭和五二年廢止。

 ※ 現在は取壞されて居ります。
 此盛上つた處が井戸だつたのでせうか。

 ※ 現在は取壞されて居ります。
 其何でせう、一寸御洒落な鋳物。

 所謂空気穴と云ふか通気口でせうか。

 ※ 現在は取壞されて居ります。
 此方は傳馬町、野元川の廢止されたであらう堰であります。
 最早裏手を見ても、如何云ふ具合で堰止てゐたのか分ら無い感じであります。
 斯う云ふ具合に、護岸に竣功年が書かれてゐるのは初めて見ました。

 昭和卅二年三月竣工 共同施行。

 斯う云ふ、餘り誰も注目してゐ無い物件でせうから、敢て冩眞に收めて見ました。

 以上、御附合有難う御坐いました。

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