2673年 10月 8日 御負ケ

 烏山町中央の栃木縣道十號線舊道に在る馬力神の石碑。

 大正六年六月 吉辰 烏山荷馬車聯合組合 建立
(吉辰(キツシン)とは、良き日。目出度い日。吉日。との事であります)

 矢張峠越えでの馬を勞ふ爲なのでせう。
 でありますが、石段と地面の段差が之位出來て仕舞つて居りますので、登るには一手間と云ふ感じであります。

 さう、大體五十サンチ程度と云つた處でせうか。
 同町上境の栃木縣道十二號線舊々道を宮境橋へ向ふ途中の景色。

 驀地(まつしくら)に川へ逝けさうであります。
何と無くでありますが。
 上の寫眞で長靴が干して有る處からの眺め。

 否、無理無理無理、之は無理。
 同上境側、宮境橋跡から少し船着場の方へ下つた處の湧水。

 結構元氣に流れて居りました。
 同上、今度は宮境橋跡へ向ふ舊道部分の湧水群。

 上記の湧水と同一であらうと思はれますが、凄いでありますね、何箇所からも出て居ります。
でありますので、案外難工事だつたのでは無いかと推察致します。
 其内の一つ、勢ひ良く出てゐる處が"熊野の靈水無限"と命名されて居りました。
 同上、舊道と舊々道が合流した處に居た猫。

 「君可愛いね、御願ひだから冩眞撮らせて御呉れよ」と言つたら、斯うしてポウズ取つて呉れました。

 日差が眩しい處有難う。
 して、歸路の神長トンネル。

 【場所】

 いやあ、矢張隧道は便利でありますなあ。

 勾配は緩く快適快適。
 此方は高瀬トンネル。

 【場所】

 いやあ、最新鋭の隧道は照明も明るいでありますなあ。
ようし、此勢ひでバイパスの隧道三本共走破して仕舞はう。
 【現在地】

 扨次は大金トンネル。

 と思つたら、延々一キロの登りでありました。
 唯、御蔭で斯樣な素晴らしい景色が見られました。

 以上、御附合有難う御坐いました。

戻る