矢板市片岡-木幡 内川橋

2679年 7月 1日 探訪

 此方は内川に架る國道四號の橋であります。
場所云々説明不要とは思ひますが、不取敢矢板インタアとシャアプの間、と云ふ處であります。

 矢板市で見落しは無いかと久々に航空冩眞を見てゐた處、此處が昭和四五年以前に開通したゐる場所だと思ひ出し、來て見たのでありますが、まあ見事に面白味を感じ無い意匠、 と云ひますか、年代を考へれば手荒く先進的な意匠でありますが其實如何でせうか。

 と云ふ事で此方、右岸側から見て行き度いと思ひます。
 高欄同樣の物が親柱と云ふ、平成物件と云つても通用するでせうが、銘板が無いのは一級國道としては如何な物でせうか。

 まあ、さう云ふ事も含て先進的だつたのかも知れません。
 同上。
 高欄は輕合金、アルミ製でせうか。
 排水桝は地覆側にも入る型であります。

 では左岸側へ移動致します。
 橋脚上部は結構幅に餘裕を持たせて有るのでありますが、之は何でせう。
將來の四車線化を見越して、支承を附る部分だつたのでせうか。
 まあ、説明不要であります。

 地覆部分にでも銘板附てゐて呉れゝば良かつたのでありますが、殘念であります。
 同上。

 伸縮裝置は當時物でせうか。
 横から見ました處、三徑間の鈑橋、而も之、連續桁でありますね。
さう云ふ點では以外と珍しい部類でありますかね。

 して、竣功年を調べました處、昭和四二年十二月でありました。
まあ、完成なのか竣功なのかは分りませんでしたが、其頃の物なのは間違ひ御坐いません。

 さうでありますね、國道のバイパス物件だからと新しいと思ひ見無いで居りましたが、結構獨特な物件でありましたのは驚きでありました。

 矢張食はず嫌ひをし無いでちやんと見るべきだつたな思つた物件であります。

 以上、御附合有難う御坐いました。

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