宇都宮市徳次郎町 荒堀橋

2673年 12月 2日 探訪

 別段何と云ふ事は無い規格橋なのでせうが、如何にも高度經濟成長期の昭和してゐる高欄が素敵で思はず、であります。
 すつかり塗裝が落ちて錆切つてゐるのも素敵であります。
きつと子供達の安全を考へて作られたと云ふ處でせう。

 多分、手前の虎繩もさう云ふ願ひかと思はれます。
但し奧の畑に行けば以下省略。
 竣功は昭和廿年代末から四十年代半ば頃、と云ふ處でせうか。

 併し今に成つて氣附たのでありますが、石積の部分が橋臺の周り全てに殘つてゐたのでありますね。
も少し良く觀察すれば良かつたと思ふ次第でありました。

 して、一寸氣に成りましたので、航空冩眞等を調べて見たのでありますか、確に竣功は其頃だらうと思はれます。
但し其以外の用水の護岸は未整備、若くは古い石積の儘だつたのでは無いでせうか。
其が此冩眞の樣に混凝土で整備され度のは廿一世紀に入つてからの頃の樣であります。

 桁でありますが、之は所謂牀版橋と云ふ形式でせうね。

 御蔭で結構樂しめた物件でありました。

 因に、後程宇都宮市認定路線網圖で調べました處、橋名は荒堀橋と云ふ事が分りました。

 以上、御附合有難う御坐いました。

戻る