宇都宮市鐺山町-市貝町赤羽 國道一ニ三號(水戸北街道)舊、舊々道 【其九】

2675年 6月 2日 8月 25日 探訪

 【其八】からの續きであります。

 【現在地】

 屋敷の在る處では若干身幅が廣いのも舊街道の御約束、と云ふ處でせうか。

 斯うして見ますと、道の左右で土地の高さが結構違ひます。
 緩く左右に折るのも御約束、でありますね。

 併し木々が立派であります。
 併し緩い曲りとは云へ、先が中々見通せません。
 思ひの外、道路用地は廣い樣であります。
 何か目紛しく路盤の状態が變つてゐるのが"らしい"と云へば"らしい"感じであります。
 多分元々の線形は此處迄で、此處から先はほぼ原型を保つてゐるとは云へ、尺貫法からメエトル法の幅に改修されてゐるのだと思はれます。
 唯、其が何時の年代かは良く分りません。
 併し、家の建つ處での斯う云ふ折具合、律儀で素敵あります。
 【現在地】

 はい。

 栃木縣道六一號線との交叉點であります。

 植込の在る部分は六一號線の舊線形の部分でありまして、憩ひの場に整備されて居りました。
 此處、舖裝の具合から左手側が元からの部分でありますかね。
 改修されてゐ無さうな長閑な線形の部分は好きであります。
 はい。

 まあ基本的に田舎の人は止ら無い人案外多いでありますから、ねえ。

 と云ひますか、歩行者も自轉車も標識見て守りませう。

 【最終囘】に續く。

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